必ず知っておいてほしい画像データの性質！
ソフトを選ぶ前に、必ず知っておいてほしいことがありますので、次の項目を見てください。
画像データの性質は大きく分けると下の２つの種類があります。
ビットマップ形式（ペイントなどとも呼ばれる）とは、画像を色のついたドット（点という意味）の集まりによって表現する方式のことです。簡単に言うとモニタに表示される点の色を設定を施し、そのひとつひとつの点をたくさん表示して、結果的に人や動物や風景だと認識できるのです。
ビットマップ画像の方式は、ベクター画像が数値により表現されているのに対して、単純に色のついた点(ドット)の羅列として表現したデータなので、画像を拡大すれば、そのドットの配置にゆがみが生じて画像が荒くなり、逆に縮小すれば配色が失われます。そのため画像の拡大、縮小、変形には適していません。また、ビットマップ画像は単純な方式の為、写真のような複雑な画像に適してきます。そして、この形式の画像のファイルサイズは基本的に大きいのが特徴です。
ビットマップ形式のソフトウェアの代表としては Adobe Photoshop などが有名です。
ベクター形式（ドローなどとも呼ばれる）は図形を点で結ばれた線を数値計算によってモニタへ描画します。
線の起点と終点の位置や、太さ、色、曲線なら、その曲がり方、色の変化のなどを、数値で表してそれをコンピュータがモニタに映し出します。
特徴は数値計算によってモニタへ描画しているので、画像を拡大や縮小などをしても画像が劣化しないことや、基本的にはビットマップ形式（前で紹介）よりもファイルサイズが小さいことが上げられる。しかし、写真などの複雑な画像には不向きで、図形、ロゴや、あまりリアルではないイラストなどに向いています。
ベクター形式のソフトウェアの代表としては Adobe Illustrator などが有名です。
